総武線御茶ノ水駅北側(順天堂大医学部付属順天堂病院1号館)

順天堂大医学部付属順天堂病院1号館

都営新宿線本八幡駅まで行き、総武線に乗り換え、東京方面へ。
城東の街を総武線は都心へと走っていく。
下町のような雰囲気は、浅草橋、秋葉原までで、そこから先は、文京山の手に入っていく。
御茶ノ水駅で下車。
西よりの改札を出る。
東よりの改札だと、聖橋があったり、ニコライ堂があったり、湯島聖堂があったりするのだが。
西側だと、とりあえずは、明治大学があるのかな。
あと、なんといっても、本の街、神保町へ通じている。
幅広の通りが南に伸びていて、しかも、坂道になっていて、その坂道を、ずんずん、下っていくと、神保町に行き着くのだ。
もっとも、今回は、反対の北側に向かうけど。
御茶ノ水橋で神田川を渡る。
正面には、東京医科歯科大学の病院棟が建ち並んでいる。
神田川に沿って東西に伸びる通りに入り、西へ。
その通りの北側、東京医科歯科大学の病院棟の西側には、順天堂大学の病院棟がある。
その中の順天堂大医学部付属順天堂病院1号館が高層ビルとなっている。
竣工は、バブルが崩壊する頃だ。
バブルの勢いで建ったのだろう。
それにしても、バブルで建った高層ビルが、順天堂大学、というのも、この地域一帯を象徴しているように思えるな。
でも、なぜ、この一帯には、こんなふうに大学病院や大学、予備校が集まっているのだろうか。巨大な古本屋街もあるし。ちょっと不思議に思ってしまうが。
ひょっとしたら、江戸時代からある湯島聖堂の影響だろうか。
実は、江戸時代には、湯島聖堂の敷地は、今よりも、もっと広くて、目の前の順天堂大学も、その敷地の跡地に建っているらしい。
けれど、そのことが、どのように現代と結びついているかは、わからない。
個人的には、文京山の手から、ちょっと下町っぽい神保町に到る、だらだらした坂道がモラトリアム的には居心地がいいかな、と思ってしまうのだが。だから、学校関係の施設がたくさんある、と。
あんまり関係ないかな。
帰りは、御茶ノ水駅から中央線に乗る。
今のところ、のんびり、神保町に滞留している気分になれない。
神保町は、今度、ということにするかな。
(2008年5月記)