西新宿高層ビル街(工学院大学)

工学院大学

北へさらに歩き、甲州街道を越えると、西新宿高層ビル街。
中央通り沿いに工学院大学
大学の校舎を高層ビルにする、というのはバブルのころでなければ考えられなかっただろう。まさにバブルの勢いである。
しかし、今から見るとあながち無謀でもなかったかもしれない。
バブル以降、広大な敷地を求めて郊外に移転した学校組織の多くも巨大な本部棟が聳えていたりする。
組織機能の集約化というのは、利潤だけではなく知識にも適用されるのだろうか。
あるいは、大学組織も知識産業に組み込まれていくということだろうか。
ともあれ、工学院大学ビルは教育組織が巨大ビルを建てる、という端緒にはなっていると思う。
(2006年8月記)