池袋駅東口(東池袋三丁目住宅プロジェクト)

東池袋三丁目住宅プロジェクト

池袋駅東口へ。
春日通り沿いに東池袋三丁目住宅プロジェクトの建設現場。
北側は落ち着いた住宅街が広がる。
建設現場の南側はサンシャインシティ。ここまで来るともう大塚の方が近い。
サンシャインシティ自体も池袋と大塚の中間にあるが、あるいはひょっとすると大塚の方がわずかに近いかもしれない。
池袋が栄える前、戦前であるが、山手線北西部の中心はなんといっても大塚であった。
その繁栄は、巣鴨の町外れ(村外れ)に鉄道の駅が設置されてからである。
その後、別の2つの鉄道、東武東上線は大塚(南大塚)、西武池袋線巣鴨を目指したが、池袋までで断念した。
そのおかげで(太平洋戦争中の空襲にもよるらしいが)、戦後は、大塚の繁栄が池袋に移ってしまう。
そして、今度は巨大化する池袋は大塚を飲み込んでしまうのだろうか。
静かな住宅街は、今後も落ち着いたたたずまいのままであろうし、さらなる栄枯盛衰を見つめ続けるに違いない。
(2006年8月記)