都営大江戸線六本木駅(六本木七丁目 不思議な石垣)

六本木七丁目 不思議な石垣

東京ミッドタウンの西側には、南北に、外苑東通り
その通りから、西へ、道路が、伸びている。
この道路が、ちょっと、不思議な、景観なのだ。
普通の道路の南側に、沿うように、もう一つ、細い道路がある。
沿っているだけではなく、その細い道路、低い位置にあり、高い道路との間には、古い石垣。
どうして、こうなったのか、さっぱり、わからない。
ちなみに、昔、明治時代の地図を見ても、今と、同じだ。
とすると、江戸時代、から、なのだろうか。
実際、江戸時代の地図でも、同じような、地形。いよいよ、わからなくなる。
もう少し、考えてみる。昭和の時代以前、このあたりから、笄川の支流が、南へと、流れていたらしい。
だが、土手に、石垣が築かれるような、大きな、流れだったのだろうか。どうも、関係ないようだ。
さらに、考えてみる。
この、北側には、江戸時代、鹿島藩鍋島家上屋敷が、あったそうだ。
そのことを、踏まえて、よく、江戸時代の地図を見ると、石垣の下にある、細い道路こそが、もとから、つまり、江戸時代から、ある、道らしい。
そう考えると、謎が、解けてくる。
(2011年4月記)