千代田線代々木公園駅(代々木五丁目 河骨川跡)

代々木五丁目 河骨川跡

しばらく、北へ、歩き、途中、西へ曲がり、住宅地の中。
すぐ、小田急線の線路があるのだが、通りとの間に、河骨川の、跡がある。
童謡「春の小川」の、作詞者が、近くに、住んでいて、河骨川は、「春の小川」の、モデルに、なったらしい。
もっとも、歌の情景、今、見ると、まったく、残っていないのだが。
岸辺に、スミレや、レンゲの花が、たくさん、咲いているようには、思えないし。
エビ、メダカ、小ブナが、水流は、もう、ないけど、たくさん、泳いでいるようには、思えないし。
ただ、ここから、南側、渋谷の北には、国木田独歩が、住んでいていて、「武蔵野」を、著している。
「武蔵野」の、長閑な、雑木林の情景、たしかに、あったのだ。
してみると、大正時代、明治時代、この場所に、「春の小川」も、流れていたに、違いない。
さらに、北へと、歩いていく。
(2012年10月記)