南北線麻布十番駅(元麻布一丁目 柳の井戸)

元麻布一丁目 柳の井戸

東へ向かうと、すぐ、通りの、北側、柳の井戸、という湧水、がある。
いつからあるのか、わからない。
江戸名所図会には、載っているので、少なくとも、江戸時代には、あったのだろう。
それ以前は、どうなのだろうか。
柳の井戸の、北側には、鎌倉時代、善福寺に付属する寺院として、最初の、金蔵寺、が建てられている。
そのような、位置関係から、みると、鎌倉時代から、柳の井戸は、あったと、思えるし、また、それ以前から、あったとも、思える。
つまり、もともと、善福寺境内に、柳の井戸があって、その、すぐ、北側に、金蔵寺、建てられたのに違いない。
さらに、考えると、善福寺の、中門と、総門を結ぶ、参道脇に、あるわけで、とすると、善福寺が、建つ前から、あったのかもしれない。
天然の、湧水なら、当然、かもしれないけど。
柳の井戸を後にし、東へ。
(2013年1月記)