品川グランドコモンズ(太陽生命品川ビル)

太陽生命品川ビル

南側に太陽生命品川ビルが聳える。
バブル以降、工場や倉庫などの諸施設が次々と高層ビルに変わっていくのだが、そのうち品川駅東口の南側は国鉄の所有する土地であった。
しかも、その土地の売却が最初のバブルとされている。
国鉄の解体とバブル経済とは、奇妙にシンクロしているとも思える。
別の見方をすると、明治以降の体制を支えてきた国鉄が解体し、そして手放した土地に高層ビルが建った、ということだ。
ここ十数年で、西口の高輪台、白金台の山の手と東口の工場、倉庫地帯の埋立て下町という風景は様変わりし、東口には林のように高層ビルが建ち並ぶことになった。
といっても、駅から少し離れれば(例えば東側の食肉市場や南側の都バス車庫など)まだまだ昔日の面影はあちこちに残っているが。
(2006年8月記)