さいたま市北与野駅(アルーサ北与野ポルテ29)

アルーサ北与野ポルテ29

北与野駅の南側へ。
国道17号中山道)の西側にアルーサ北与野ポルテ29がある。
北与野駅周辺ではノースピア上落合2号棟に次いですぐ完成している。
さいたま新都心の先駆けといっていいと思う。
明治時代以降、鉄道の路線から外れた衰退した与野に昭和になって、国道17号中山道)が開通する。さらに高度経済成長期に新大宮バイパスが開通する。
クルマ社会は高度経済成長期なので国道17号中山道)の開通は重要ではなかったかもしれないが。
ただ、本来、国道17号中山道のバイパスなのだが、もとの中山道は、旧中山道になり、バイパスの方が中山道になっている。
このように南北の道路網を築き上げていく。そして鉄道に対抗したのかどうかわからないが、与野は自動車の街、と呼ばれるようになったらしい。
だが、やはり鉄道にはかなわない。
結局、最後には、新幹線と埼京線が通っている。
埼京線北与野の次の駅、与野本町が本来の与野の中心だったようだ。
今は中央区役所があり、かつては与野市役所があった。
駅西側には、歴史ある寺社が並んでいる。
北与野がさいたま新都心の先駆けだったのもわかるような気がする。
(2006年10月記)