草加市松原団地駅西口(ハーモネスタワー松原)

ハーモネスタワー松原

北越谷駅東武伊勢崎線に再び乗り今度は東京方面へ。
松原団地で下車。
西口にハーモネスタワー松原がある。
駅西側には駅名にもなっている松原団地が広がる。
東西、草加バイパスまで1キロメートル、南北、500メートルほど。
東洋一のマンモス団地といわれただけある。
といっても建てられたのは高度成長期だが。
つまり、ニュータウンと呼ばれる団地よりも前の世代ということだ。
公園もなく、建物の棟が隙間なく建っているので、高度成長期でもかなり初期の頃の団地かもしれない。
同じ頃に松原団地駅も開業。南側には伝右川を挟んで独協大学も開校している。
なお、松原の名前は、駅東口、綾瀬川沿いの日光街道の松並木に由来する。
広大な田圃をつぶして団地にする。それが高度経済成長の必須の過程だったのだろう。
おかげで日本は豊かになった。
でも、その豊かさは維持されなければならない。
バブルが崩壊した後、駅西口に高層住宅が建つ。
そして、駅前も整備され、さらにこの昭和の団地も徐々に建替えられていくようだ。
団地からニュータウンへ。そして、今は高層住宅が人気を集める。
なんだか、住む場所がとりあえず、見つかって、その住処が案外広くて。
そして、スーパーがあって、学校があって、ちょっとした公園があって。
そんなことが人生の大きな喜びだった、それが団地だったかもしれない。
今から思うと、貧しくてなんともつましいのだが、とても懐かしく思う。
(2006年11月記)