西武線所沢駅西口(グラシスタワー所沢)

グラシスタワー所沢

西武新宿線で所沢へ。東村山を過ぎて北へ。丘陵地を抜けていく。
広々とした所へ出ると、所沢である。
所沢駅では南北に伸びる西武新宿線と東西に伸びる西武池袋線が交差している。
古代においても武蔵国上野国(現群馬県)を結ぶ東山道武蔵路が通り、鎌倉時代には鎌倉街道が通っていた。
江戸時代には、西側の秩父と結ぶ秩父道も通っており、現代に関わらず、太古の昔から交通の要衝であったようだ。
所沢駅の西口に出る。
北側に北西に伸びるプロペ通りという商店街を通る。
地方都市の商店街というとアーケードのある風景を思い浮かべるが、このプロペ通りは、渋谷のセンター街、とまではいかないけど、今風な感じで賑わっている。
プロペ通りという名称は、おもしろいが、飛行機のプロペラからきているそうで、しかも所沢ではかなり古い商店街だそうだ。
商店街を抜けると、駅西口を南北に伸びる通りに出る。
この通りが所沢のメインストリートだろう。この通り沿いにデパートが建ち並んでいる。
この通りは所沢駅の北側で西側に向きを変え、街並みもそのまま通りに沿って西へ伸びていく。
その通りが西へ曲る手前、通りの西側にグラシスタワー所沢がある。
そして、西へ向きを変えた通りに沿って、グラシスタワー所沢の西側に高層住宅が並び建つ。
所沢の他に地方都市でこれだけ高層住宅が建っているのは、神奈川県相模原市の橋本ぐらいかもしれない。
都心近郊でさらに昔からの交通の要衝ということで、これだけ高層住宅が建ったのだろうか。
(2006年11月記)