川崎駅西口(イクス川崎 ザ・タワー)

イクス川崎 ザ・タワー

ミューザ川崎セントラルタワーの通りを挟んで西側には、高層住宅街がある。
そのうち、一番北側にイクス川崎 ザ・タワーがある。
最近、あちこちで建っている駅前高層住宅の一つだろう。
川崎駅西口には、他にも、多摩川べりに高さ60メートル台の住宅棟が数棟建っている。
また、東口は、これから高層住宅が建ち始めるかもしれないが、まだ先のことなのでわからない。
高層住宅が建つ、といっても駅近くや線路近くだったりする。集積化ということでそういうふうになるのだろう。
バブル期は、面(地方)の変化だったけど、今回は、ピンポイント(拠点)の変化だろうか。
周縁部は、中心部に繁栄を吸収され、そのままかむしろさびれていくような気もする。
忘れ去られ、さびれていくことをレトロだともてはやしているのかな。
バブルの頃は、いたるところがお祭り騒ぎのようになって変貌した。それも問題なのかもしれないけど、世の中が一体になっていたようで懐かしい。
もうじき川崎の変貌も一段落するだろう。
駅近くに、巨大なビルが建ち並び、そして、広大な工場がなくなって、ショッピングセンターになった。
山の手、田園都市の客が多く訪れ、そして、高層住宅はさながら人工の山の手、田園都市のようだ。
次はどうなるのだろうか。
東京都心部は集積化ということで、さらに巨大になり、川崎はその都心部に呑み込まれ再編成されるかもしれない。
具体的にどうなるのかわからないが。
(2006年12月記)