川口駅西口(ソルクレスト川口 ザ・タワー)

ソルクレスト川口 ザ・タワー

ドリームタワー キュアレジデンスの東側にソルクレスト川口 ザ・タワーがある。
この2棟の高層住宅、最初はドリームタワーズwest棟、east棟という名前だったような気がするが。ツインビルかと思ったら違ったようだ。
ソルクレスト川口 ザ・タワーも完成間近だ。(こちらも2007年2月に竣工したらしい)
現在では、京浜東北線の駅順に赤羽、川口、蕨、浦和、大宮、というふうになっているので、これが埼玉に至る主要ルートのような感じになっている。
しかし、この鉄道路線が開通する以前、明治時代前は、埼玉に至る主要ルートは、まったく別だった。
たとえば、中山道は、板橋、志村、戸田、蕨、浦和、大宮となっていた。さらに、日光御成街道は、赤羽岩淵川口元郷、鳩ヶ谷、岩槻となっていた。
つまり、今のルートは、日光御成街道の川口宿と中山道の蕨宿を結びつけてしまっているのだ。
鉄道路線は、江戸時代の栄えた場所をなるべく通過しないようにしたため、そのようなルートになったのだろうけど。
(もっとも、最近開通している、埼京線埼玉高速鉄道は、それぞれ中山道日光御成街道に近いルートになっているが。)
明治時代になり新しい鉄道ルートが開通しても、江戸時代の空白地帯には、田畑や湿地帯しかなかったようだ。
だが、もともと江戸時代からあった鋳物産業を中心にした工場地帯が広がり、さらに都心部の都市化とともにベッドタウンとして、住宅がびっしりと建ちはじめる。
そこに、バブル期が到来し、川口駅周辺を中心にして、大きく変貌を遂げていくことになる。
(2006年12月記)