横浜市営地下鉄坂東橋駅南口(市立大学医学部附属浦舟病院)

市立大学医学部附属浦舟病院

上大岡駅に戻り、今度は横浜市営地下鉄に乗り込む。
坂東橋駅で降りる。
南口に出て、そのまま南へ歩く。
しばらくすると東西に伸びる通りに出る。
その通りの南側に市立大学医学部附属浦舟病院がある。
横浜市営地下鉄は、大岡川に沿って伸びている。
鎌倉街道も同じように大岡川に沿っている。
また、京浜急行大岡川に沿っている、と言えるかもしれない。
強引に考えれば、上大岡周辺の高層ビル群も市立大学医学部附属浦舟病院も大岡川沿いのビル群になるだろうけど。
周りを見渡すと、川沿い、ということで下町の雰囲気がする。
京浜急行では黄金町、日の出町があり、下町だし。
横浜市営地下鉄は、埋立てられた吉田川の流れていた大通り公園を通っていて、北側は伊勢佐木町になっている。
もっと下流になると、山下町の横浜中華街もある。一帯は下町、ということになるだろう。
それほどではないが、だから高層ビルが建っていくのだろう。
市立大学医学部附属浦舟病院は、バブルが崩壊した後の失われた10年の頃に竣工している。
景気が悪いと公共性の高い建物が建つのだろうか。
不思議なことに、とても病院とは思えないほど、豪華な印象がある。
隣のやや古い大きなビルは、老人ホームだろうか。ちょっとわからないが。
下から見上げると、寝巻き姿の老人が大勢、大きな窓に張り付いて下を眺めているのが見える。
建物だけは、新しくなっていくのに。なんか、物悲しい光景だ。
下界を見下ろす大勢の老人たちに見送られながら、横浜市営地下鉄の駅のある方へ歩いていく。
(2007年6月記)