京成電鉄千原線千葉中央駅西口(ポートサイドタワー)

ポートサイドタワー

大通りを西へ西へと歩いていく。
途中、千葉銀座あたりには、高層住宅の工事現場があったりする。
やはりさびれていく街には高層ビルが建つ、ということか。
さらに西へと歩いていく。
京成電鉄千原線千葉中央駅がある。
実は、この場所には、JR(当時は国鉄)の本千葉駅があったらしい。
もともとの京成千葉駅は、もっと東の方、千葉銀座にあった、ということだ。
千葉駅が西に移る少し前に京成千葉駅も西に移動している。
ややこしいが、その後、京成千葉駅は、千葉中央駅になり、千葉駅近くの駅が京成千葉駅になって、ターミナルになっている。
一方、千葉中央駅は、通過駅、ということになる。
千葉中央駅の西側に出る。
一転してあたりは住宅地帯になる。
駅西口から新宿公園という細長い公園が南西に伸びている。なんか、川を埋立てたようにしか見えないが。また、新宿、という地名からすると、江戸時代あたりは、宿場町があったのかもしれない。
延々と歩いて行くと、陸橋があり、幅広の国道357号線を渡っていく。
やっと千葉ポートスクエアに辿り着く。
この施設群の中のもっとも南西側にポートサイドタワーがある。
バブルの終わり頃に建っているのだが、本当に、バブルでなければこんな不便な場所に高層ビルなんて建たないだろう。
まわりは何にもない。埋立地の倉庫街、といったところか。
まるで、この千葉ポートスクエアだけが島のように見える。
バブルの頃は、どんどんまわりに千葉ポートスクエアが広がっていく、という幻想があったんだろうなあ。
(2007年6月記)