北総線千葉ニュータウン中央駅北口(トリアス・フロントタワー)

トリアス・フロントタワー

野を越え、林を越え、幾つかの小川を越えた先に、なんでこんなきれいで広大な芝地のあるビル群があるのか、さっぱりわからないが。
完成したのは、もうバブルが崩壊した頃だけど、やはり、バブルの影響がなければ、こんなニュータウン、生まれなかっただろうなあ。
このオフィスビル群の西側は団地群になっている。
居住区と労働する地区が分けられているのだ。
そして、居住区の南側にはショッピングセンター。さらにその南側に駅がある。
さすが、人工都市だ。まさに計画通り。
だが、なんでこんなに駅が遠いのだろうか。
暑い中、歩き回ってうんざりする。
団地棟が並ぶ、居住地区の中、西へ西へと歩いて行くとトリアス・フロントタワーがある。
バブルが崩壊した頃の竣工だ。オフィス棟と同じぐらいの時期かな。
バブルの頃の再開発の特徴なのだろうか。やたらと広大な敷地に建物が広がって建っているのだ。
現在なら駅近くにでかいビルが建って終わりになるんだろうけど。
バブルの頃は、永久に成長が続き、人口が急増して、あっという間に手狭になると思われたのだろうか。だから、駅から離れた場所に、居住区やオフィスビル群が配置されたのだろう。
だが、いつまで待っても、人口は急増せず、駅周辺だけ、更地、空地が広がるという、奇妙な景観となってしまった。
今のところは、北総線が成田空港まで伸びる時期を待っているのかもしれない。
開業は、2010年、ということだ。
開業まで、あと少し。どういう変化が待ち受けているのだろうか。
(2007年8月記)