北総線千葉ニュータウン中央駅北口(三菱東京UFJ銀行千葉センター)

三菱東京UFJ銀行千葉センター

前回は、台風で散々だった。今回は、リベンジ、というほどでもないけど。
だが、こんな遠くへ行くのは、一度だけにしてほしいものだ。
九段下で都営新宿線へ。そして、東日本橋で都営浅草線に乗り換える。
そのまま乗っていれば、直通なので、北総線になってしまう。
江戸川を越えれば、千葉県。
たしか、近くに矢切の渡しがあったっけ。
話の種に一度だけ乗ったことがあるけど。
たしかに、江戸川の東岸にはなにもないからか、近くには橋がない。
ただ、本当に用事がある場合、やはり、矢切の渡しは今でも、貴重な交通手段なのかもしれない。
また、観光地の柴又があるので、試しに乗ってみようなんて客もけっこういるのかもしれないなあ。
いったん川面に舟が滑り出すと、どこからか水鳥が何羽か近付いてくる。
そして、その舟にまとわりつくように、並んで飛ぶのだ。餌でも期待しているのかもしれないけど。
時に間近に、水面すれすれに飛ぶ水鳥たちを今でもよく覚えている。
さて、北総線は、東に向けて走り続ける。
武蔵野線を越え、東武野田線を越えると、またしても、林と小川をいくつも通過していく。
よくこのような、郊外の果てにニュータウンなんて造成したものだ。
たぶん、北総線は成田空港にまで伸びる予定なので、そういうことも造成した理由なのかもしれない。
やっと、千葉ニュータウン中央駅に到着する。
北口へ出て、どんどん北へと歩いていく。
少し歩くと、北東側には、オフィスビルが並んでいる一帯がある。
まず、三井住友海上千葉ニュータウン本社ビルがあり、そして、その北東側に三菱東京UFJ銀行千葉センターがある。
いずれもバブルが崩壊してしまったころに竣工している。
あたり一面は、青々とした芝地でよく手入れが行き届いている感じだ。
まるで、欧米の高級住宅地のようだ。
ここにいると、バブルの崩壊なんて、たぶん、きれいさっぱり忘れられそうな感じだ。
(2007年8月記)