みなとみらい線みなとみらい駅(クイーンズタワー)

クイーンズタワー

武蔵中原駅に戻り、南武線に乗る。
武蔵小杉駅で再び、東急東横線へ。
そのまま、みなとみらい線になり、みなとみらい駅で降りる。
地上に出て、南側を見ると巨大なビル群が壁のようになっていて壮観である。
桜木町近くのランドマークタワーからパシフィコ横浜まで3棟の高層ビルが、東西に並んでいる。
クイーンズタワーである。A棟、B棟、C棟からなる。
名前の通り、外観が流れるような曲線で構成されていて優美なデザインになっている。
竣工は、バブルが崩壊した後の失われた10年の頃だろうか。
ランドマークに近い方が、A棟であり、一番高く、東側に順に、B棟、C棟と低くなっていく。
なんだか、右肩下がりの景気の悪さをビルのデザインで表現したんだろうか、と思ってしまうが。
クイーンズタワーの北側を通る幅広なけやき通りを西側へ歩く。
けやき通りの北側は、まだ更地になっているが、一部、工事中でこちらにも高層ビルが建つようだ。
ランドマークタワーとクイーンズタワーの間には陸橋が架かっていて、けやき通りから、この高層ビル群の南側に出られるようになっている。
陸橋の上に階段で上がってみると、かなり、賑やかになっている。
ランドマークタワーもクイーンズタワーも、低層階は、ショッピングセンターになっているからだろう。
しかも、桜木町からランドマークタワーを通り抜け、クイーンズタワーの中も通り抜けて、パシフィコ横浜まで行くことができる。回廊のようになっているのだ。
でも、この回廊を通って、パシフィコ横浜まで行くことなんてないだろうなあ。
クイーンズタワーは、オフィスビルなので別に通り抜けなくても、いいんだろうけど。
ただ、この贅を尽くした、ものすごく巨大な人工空間。なんだかはるかな昔の古代遺跡にしか見えないのだが。
(2007年8月記)