池袋駅西口（池袋デュープレックスタワー）

東中野駅で総武線に乗り、新宿駅で山手線に乗り換える。
池袋駅で降りる。
西口へ向かう。地下道を進み、エスカレーターに乗ってしまえば、すぐに駅前広場に出られるのだ。
そこから、東武デパート、メトロポリタンプラザに沿って南西方向に歩いていく。
メトロポリタンプラザの端まで来る。
北西側にはホテルメトロポリタン、北側には、東京芸術劇場がある。
それらの建物に囲まれたところに池袋デュープレックスタワーがある（工事中はこちら）。
よくこんな狭い場所に高層住宅が建ったものだと感心してしまうような場所なのだが。
池袋デュープレックスタワーのすぐ南側には、元池袋史跡公園。
公園といっても芝地があったり樹木があったりはしない。街並みの中の一画、というところかな。
元池袋史跡公園にはかつて池があって、そこから川が南東方向、雑司が谷に流れていた、ということだ。
その池こそが、池袋の地名のもとになったので、元池袋史跡公園、となったらしい。
しかし、池袋は、ずっと北側、東武東上線北池袋駅、下板橋駅近くの池袋本町がもともとの池袋であったようだ。
その一帯が湿地帯だったことから、池袋の地名が生まれた可能性の方が強い。
だから、元池袋史跡公園にあったらしい池と池袋の地名とは、まったく関係はないはずである。
たぶん、バブル期にこの西池袋一帯が再開発され、池袋の街が大変貌したというインパクトが強かったのだろう。さらに、目白や雑司が谷といった山の手っぽい場所とつながっている、という雰囲気も欲しかったに違いない。
だから、正確にいえば、元雑司が谷公園、というのが無難だったのかもしれない。
だが、もっと、正確にいえば、池袋バブル史跡公園が一番相応しいような気がする。
（2007年8月記）