総武線市川駅南口(パークシティ市川)

パークシティ市川

京成八幡駅京成電鉄に乗る。
国府台駅で下車。
京成電鉄総武線に比べて、内陸を走る。
だからだろうか。
総武線の駅や沿線は、少し下町っぽいような感じがするのだが、京成電鉄の沿線は、内陸の静かな住宅街を走っているので、印象がかなり違うのだ。
駅を出て、西へ歩き江戸川の河川敷へ。
江戸川に沿って遊歩道が伸びている。
その遊歩道を、ゆったりと流れる江戸川を眺めながら南へ歩く。
こういうのを親水公園、というのだな。
こういう大きな川の橋の下には、たいてい、雨を防ぐためか、ささやかな住処があったりする。
あるいは、そのような住処を排除するためだろうか、柵で囲われていたりするのだが。
総武線の鉄橋をくぐると、東側、土手の上が公園のようになっている。
その先には、パークシティ市川の集合住宅群がある。
その集合住宅群のなかのA棟、B棟が高層住宅となっている。
まわりを公園のような緑地が囲んでいるので、江戸川河川敷の緑地と見事に連続しているのだ。
まるで、江戸川河川敷の親水公園も江戸川の川の流れも、このパークシティ市川のために作られたように見える。
さらに、その親水公園は、市川の北部の山の手と繋がっているのである。
まるで、山の手の出張所みたいな感じだ。
天気のいい日。川風に当りたいとき。
公園のような緑地からそのまま河川敷に出るのだろうか。
さらに、滔々と押し寄せる江戸川の川の流れを眺めながら、環境のよさそうな国府台あたりを目指して散歩するのだろうか。
気分がよくなるに違いないだろう。
そして、橋の下のささやかな住居から目をそらすのである。
(2007年9月記)