都営新宿線本八幡駅(ガレリア・サーラ工事現場)

ガレリア・サーラ工事現場

通りを北側に歩く。
本八幡キャピタルタワーの通りを挟んで東側にガレリア・サーラの工事現場がある。
このガレリア・サーラが本八幡における3番目の高層住宅、ということになる。
さらに、京成八幡駅近くにも、高層住宅の計画があるらしい。
それ以外の計画があるのかどうか、今のところわからない。
ところで、本八幡の地名は、京成八幡駅の東側の葛飾八幡神社からである。
京成八幡駅から東へ伸びる京成電鉄がその葛飾八幡神社の参道を横切っていたりする。
踏切のある参道、というのもおもしろい。
有名な古社なのだが、延喜式に載っていないので、平安時代までさかのぼる、とは考えにくい。
しかし、その由来はまったくわからない。
その謎を解く鍵は、葛飾八幡神社千葉街道を挟んで南側にある八幡不知森、ではないかと思う。
さらにいえば、東側にある珍しい地名、鬼越、というのも気にかかる。
八幡不知森なのだが、十数メートル四方の場所に木々が生えているだけの場所だ。
名目は保安林、ということになっている。
だが、昔から禁足地、として知られている場所だ。
自分も方々歩き回っているけど、このような場所は思い当たらない。
しかし、禁足地であってもおかしくない場所がある。古墳がそうだ。
そう考えると、この場所には古墳があったのではないかと思う。
そして、何らかの理由で、その場所を鎮めるために、神社のようなものが置かれ、さらに、何らかの理由で、八幡神社に変わった、ということかもしれない。
本当のところは、どうなのかは、わからない。
でも、本八幡の悠久の歴史に、ニョキニョキと高層住宅が、雨後の筍のように建っていった、ということも付け加わる、それは確かなことなんだろうなあ。
(2007年9月記)