総武線代々木駅東口(NTTドコモ代々木ビル)

NTTドコモ代々木ビル

東中野駅に戻る。再び総武線に乗る。
そのまま新宿を通過し、代々木駅で降りる。
東側に出る。
眼前に見上げるほどに高くNTTドコモ代々木ビルが建っている。
竣工は、失われた10年の終わりごろであろうか。
外観は、まるで宗教施設の尖塔のようだ。
普通、ビルは、最上階まで、業務、住居、あるいは、商業施設があるものだが、NTTドコモ代々木ビルは、上部の3分の1ぐらいは、通信施設となっている。
わかっていても、そこに、なんらかの特別な意味を見出そうとしてしまうのかもしれない。
屋上に電波塔、というのなら、一見して、そうとわかるようにして欲しいんだけど。
南側には、何もないので、ここらへんが、新宿東口の南端なのかもしれない。
北側には、なにか建物が建つ予定があるのかないのか、わからないが空地がある。
さらにその北側は、紀伊国屋書店のビル。その先は、高島屋のビル、となっている。
それらの建物群は新宿駅の南口とペデストリアンデッキで直結しているのだ。
もう少し南側にそのペデストリアンデッキが伸びれば、代々木駅までとどいてしまいそうな気もする。
ひょっとしたら、将来はそうなるのかもしれないけど。
そういえば、甲州街道までで、途切れている明治通りは、延伸するのだろうか。
延伸してくれば、ちょうど、NTTドコモ代々木ビルのあたりで、現在の明治通りと合流するだろう。
また、来年(2008年6月)開業予定の副都心線新宿三丁目駅は、南北に位置するので、その南端は、高島屋あたりまで伸びてくるかもしれない。
なんか、だんだん、新宿の街が南側に勢力を拡大しているような感じだ。
そして、NTTドコモ代々木ビルまで広がってくるのだろう。
そう考えると、なんだかやっぱり、この妙な尖塔のデザインの巨大ビルには、特別な意味があるようにも思えてくるから不思議だ。
(2007年11月記)