りんかい線国際展示場駅(東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾ

東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾ

フジテレビの西側にあるウエストパークブリッジへ。
高速湾岸線を渡り、南へ向かう。
橋を渡りきると、その先は、都立シンボルプロムナード公園、となる。
春とはいえ、まだ、寒い時期なので、さすがに、公園は閑散としているなあ。
しばらく南へ歩いてから、北東方向へ向かう。
センタープロムナード、というのだろうか。
そのまま、のんびりと、歩いていく。
こんなふうに歩いていると、ここが埋立地だということを忘れてしまいそうになる。
それだけ、この公園は広大だし、よく出来ている、ということだ。
よく出来すぎていて、公園であることを放棄し、普通の原っぱみたいになっている、そんな感じがする。
もっと暖かくなれば、散歩するにはいいかもしれないけど。
さらに歩いていくと、南側にはパレットタウンが広がっている。
そこを過ぎると、運河に架かる夢の大橋。
未来都市、臨海副都心には相応しい名前の橋だ。
ただ、その未来がやってこなかったので、広いだけの遺跡のような寂しい橋になっている。
その夢の大橋を渡り終えると、橋の袂、通りの南側に運河に面して、東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾートがある。(工事中はこちら
最近、竣工している。
この高層ビルを見てわかるのだが、つまり、臨海副都心は、未来都市、にはならずに、リゾート地になった、というわけだな。
確かに、海は近いし、市街化されてはいない。おまけに、広い野原はあるし、遺跡(バブルのだが)まであるのだ。
もっとも、こんな偶然の産物みたいなリゾート地を作るために、臨海副都心を造成したわけでもないんだろうが。
それはそうと、まわりには、誰もいず、いかにも寂しい光景が広がっているなあ。
春が来て、暖かくなったら、少しは賑やかになるのだろうか。
そして、冬枯れのままの遺跡にも、別の意味で、春がやってくるのだろうか。
(2008年4月記)