山手線日暮里駅北口（ステーションガーデンタワー）

日暮里・舎人ライナーは、尾久橋通りに沿って、南へと進んでいく。
バスでも同じくらいかな、と思っていたけど、やっぱり、日暮里・舎人ライナーの方がはるかに早いなあ。
あっという間に西日暮里まで来てしまった。
隅田川に架かる尾久橋と日暮里は、こんなに近かったのか、と思ってしまう。
日暮里・舎人ライナーは、西日暮里で、向きを南東に変え、山手線に沿うように進んでいく。
そして、日暮里駅前。直角に向きを変え、駅前広場に入り、山手線の日暮里駅にT字に接着する。
まさに、山手線と直結しているのだな。
もっとも、駅と直結しているのは、新都市交通ばかりではなく、高層住宅群も直結している。
駅近くには、サンマークシティ日暮里ステーションポートタワーがあり、道路を挟んで、その北東側にステーションガーデンタワーがある。（工事中はこちら）
もう一棟は、工事中だが。
ステーションガーデンタワーは、このビル群の中では、最高峰になる。
竣工はつい最近のことだ。
もう、本当に、もとの日暮里の駅前広場の情景を思い出すことはできない。
昭和の取り残されたレトロな駅前が、今では、巨大な高層住宅が建ち並ぶ、最先端の都市空間となっている。
反対側、西口は、文京山の手、谷中だ。
こうなると、下町だけ、なくなったようだ。
もし、下町があるとしたら、昭和のレトロテーマパーク、としてしか、残らないのかもしれない。
こうして見ると、都市集積化は、着々と進んでいるように見えるな。
でも、なんだか、バスでのんびりと、舎人公園の方へ行ったことが、懐かしく思い出されてしまう。
時代の流れにはついていけない。
（2008年4月記）