山手線浜松町駅(心身障害者福祉センター)

心身障害者福祉センター

芝公園プロジェクトの工事現場に着いた頃には、上空の雲もかなりなくなってきて、陽が射すようになってきた。
初夏の陽気、というところかな。
街中を通り抜けて、東へと歩いていく。
東へ東へと歩いていくと、第一京浜にぶつかる。
第一京浜に入って、今度は、南へと進んでいく。
東西に横たわる古川を越える。
古川の上には首都高の高架が通っているので、同時にその高架をくぐる、ということにもなるのだが。
渡ってすぐに、南へと曲り、細い道に入っていく。
古川の南側を歩いていると、船宿があったりして、江戸情緒が溢れているな。と思ったら、すぐに目の前には、巨大な高層住宅、クレストプライムタワー芝
江戸時代と近未来が混在しているような光景だ。
あるいは、船宿や屋形船、といった情景は、歴史的なテーマパークになっているのかもしれない。
街中を今度は南へと歩いていく。
すぐに心身障害者福祉センターがある。
竣工は、バブルが崩壊した後、失われた10年の頃だ。
不景気の時には、公共の施設のビルが建つものらしい。
それにしても、この建物、いつも、山手線から見えるのだけど、本当に、柔らかな曲面を多用してあって、優しい感じがする高層ビルだ。
今日は、ちょうど、雲は多いけど、青空になっているし。
だから、このビルを見上げると、その青空に白亜の建造物が映えて、なおいっそう美しく見えるなあ。しばらく見入ってしまった。
また、第一京浜に戻って、北へ歩く。
浜松町駅に向かう。
ひさしぶりに天気がよくなったので、気分がいい。
自然と足取りも軽くなっている。
(2008年5月記)