有楽町線豊洲駅(豊洲3-1街区ビル計画)

豊洲3-1街区ビル計画

晴海通りを南東方向へ。
この大通りが、豊洲の街のメインストリート、というわけだ。
南側には、賑やかな、ショッピングセンターの敷地が広がる。
そして、北側には、オフィスビルが、3棟、通りに沿うように、建つ予定らしい。
そのうちの、一番、東側、豊洲駅に近い方の、高層オフィスビルは、豊洲3-1街区ビル計画、ということで、すでに、着工している。
住宅の次は、オフィスビル、つまり、職場を作る、ということだろうか。
けれど、職住近在、というわけでも、なさそうだけど。
職住近在、というより、コロニーのような感じだな。
まわりに運河が巡らされているので、シンガポールみたいな、都市国家に、見えないこともないし。
ちなみに、昔、工場が広がっていた頃は、団地があったので、そのような時代は、本当に、職住近在だったのだろう。
その頃は、コロニー、なんて雰囲気ではない。皆、一緒になって、住み込みで働いている、という感じだ。
雰囲気的に、現在の豊洲とは、明らかに、違う。その頃の方が、牧歌的で、平和そうなんだけど。
そんな風に、昔を、懐かしんでいてもしかたないな。
豊洲のビル工事現場も訪れたので、もう、戻ることにする。豊洲駅へ。
この豊洲駅、いつ来ても、思うのだが、バブルの頃に開業したので、妙に、作りが、豪華なのだ。
豪華、といっても、最近、多い、エキナカ、というのとは、まったく、違う。
たんに、建物が、無駄に仰々しい。内部は、まるで、ヨーロッパの聖堂みたい。
内側の丸い壁に沿って、階段が螺旋状に、続いている。
地階は、広く、吹き抜けになっていて、明るい。そこに、飲食店が、並んでいる。
これでは、職住近在、ではなくて、「リゾート地」「住」近在、なのかな。
そういう、のんきな時代もあったのだ。
なんだか、昔のことばかり、思い出されてしまう。
とにかく、もう、戻った方がよさそうだ。
(2008年10月記)