丸ノ内線西新宿駅(都庁前駅への地下道)

都庁前駅への地下道

丸ノ内線西新宿駅に関しては、ちょっと前、一世を風靡した、秋庭俊氏の地下伝説本に載っていたような気がする。
だが、その本が、どっか、部屋の中に埋もれていて、未だに見つからないな。
たしか、こんな内容だったはずだ。
西新宿駅は、最初から、存在していて、政府関係者が、極秘裏に利用していた。
その必要性がなくなったので、民間に開放された。
という感じだったかな。
これが、本当なら、極秘裏の駅なので、そのまま、地上に出るわけには、いかないだろう。マンホールや、偽装した家屋が、入口になっていた、なんて、考えられないし。
政府の要人が、誰もいない時間を見計らって、マンホールの蓋を開けて、こっそり、出てきたら、マンガだな。
ということは、当然、その秘密の駅には、地下通路がなければならない。
ひょっとして、今、通っている、地下道が、その秘密の地下通路なのかな。
そういえば、バブルの頃から、西新宿高層ビル街は、かなり、訪れているのだが、西新宿駅も、この地下道も、その工事は、まったく、気付かなかった。
忽然と、完成したような気がする。
特に、地下道は、まさか、シールド工法で掘削するわけもないので、地上からでも、その工事は、わかるはずなんだけど。
これは、もしかすると、最初っから、駅も、地下道も、存在したのかな。妙な具合に、通路の幅が、広いのも、気になるし。
などと、考えるのは、都市伝説っぽくて、ミステリアスで、妙味深いな。
ただ、今、考えると、税務署通りのあたりまで、大規模な再開発も行われているので、駅があっても、違和感はない。あるいは、地下道も、さらに、その再開発地域まで、伸びるかもしれない。
そうなると、なんだか、不思議さの度合いも、薄まってきてしまうが。
そんなことに、思いを巡らしながら歩いていると、いつの間にか、都庁前駅へ。
階段を登り、外に出ると、ミステリーの世界から、醒めたような、気分がする。
(2009年5月記)