横浜線相模原駅(相模原駅北口在日米軍陸軍基地の壁)

相模原駅北口在日米軍陸軍基地の壁

中央線で八王子駅へ。
夏が始まろうとしているのに、天気は、梅雨のようだったが、この日は、ようやく、夏らしくなってきた。
夏らしくなってきたのは、いいけど、まだ、体が対応できていないな。
八王子駅で、横浜線に乗り換える。
列車は、多摩丘陵に分け入っていく。
山々の緑が、眩しい。夏に相応しい車窓の風景。自然は、もう、夏の装いなわけか。
ただ、昨今の、再開発で、ずいぶんと、その緑も少なくなったように見える。
高度成長期に拡大した多くの街が、衰退していく中、不思議な気がするが。
そういえば、多摩丘陵には、多摩ニュータウンがあったっけ。こちらも、衰退していると聞く。
横浜線は、多摩丘陵を抜け、橋本へ。
駅近くには、林のように建ち並ぶ高層住宅。橋本は、発展している部類だな。
その橋本からは、車窓の風景は、がらりと、郊外に変わる。
次の相模原駅で下車。
駅の北側には、米軍基地の広大な敷地が広がり、街は、南側に限られる。
ちょっと、特異な、街の形態だけど。
ただ、駅の一方の側が、山の手住宅地で、何もなくて、反対側が、駅前商店街、というのは、よくあるパターンなので、特に、珍しくはないかな。
ちょっと、北口に降りてみる。
線路に沿って、道路が、伸びてきているからだろうか、いちおう、駅前広場はある。
だが、やはり、米軍基地しかない。あるのは、延々と続く、米軍基地の壁だけ。
おそらく、将来、米軍基地は、返還されるので、そのための準備として、駅前広場があるのだろう。
その時が、いつなのか、よくわからないが。
もし、そうなれば、集合住宅、ショッピングセンター、公園、そんなところかな。
もっとも、景気もよくないし。うまくいくだろうか。
返還されたものの、ずっと、更地のままだった、なんて、あり得るかも。
大丈夫だとは思うけど。
とりあえず、計画としては、相模原駅周辺は、発展していくらしい。
(2009年7月記)