北総開発鉄道矢切駅(矢切駅前)

矢切駅前

高田馬場駅から東西線九段下駅で都営新宿線に乗り換える。
さらに、馬喰横山駅で、浅草線へ。
運良く、車両が、北総開発鉄道のものだった。
これで、乗り換えする必要はない。座っていればいい。
列車は、高砂駅で、京成線と分かれ、北総開発鉄道の路線に入る。
柴又の南側を過ぎると、すぐに、江戸川に架かる鉄橋。
このように、北総開発鉄道は、柴又の近くを、通っているのだから、「男はつらいよ」にでも、登場していそうだけど。
開通したときは、まだ、シリーズは、続いていたはずだし。でも、しばらくして、終了したので、映画に出てくる機会は、なくなったのだろう。
と思ったら、実は、北総開発鉄道の鉄橋の下に、さくらさんの、家があったらしい。
北総開発鉄道の開通で、その家は、なくなっていたのだ。
もっとも、「男はつらいよ」の中で、さくらさん一家が、住み慣れた場所を、立ち退いた、なんて、シーンは、ないのだけど。
それはそれで、興味深そうな、テーマだったかもしれないが、話が、複雑になるので、その話題は、映画では、取り上げられていないのだろう。
また、そういうことがあったので、ちょっと、北総開発鉄道は、出しづらかったのかもしれない。
ちなみに、立ち退いたあとは、さくらさん一家の撮影は、多摩川か、あるいは、小岩の方で、行われたそうだ。
そんな柴又を後にし、江戸川を越えると、いよいよ、千葉県。
江戸川の先は、台地になっているので、北総開発鉄道は、そのままの高さで、トンネルに入る。
しばらくすると、矢切駅に到着。
矢切駅で下車して、地上へ。
相変わらず、何もない、駅前広場だな。
以前、何回か、この駅で、降りたことあるけど、今でも、ほとんど、変わらない。
西側が、台地の縁、崖下になっているので、宅地化されにくいのかな。
理由は、わからないけど、鄙びた感じがして、落ち着く。
将来にわたっても、このままだろう。
(2009年8月記)