山手線日暮里駅(谷中銀座への道)

谷中銀座への道

そういえば、昼食は、まだだった。
お腹も空いてきたので、どっか、お店に入ろう。
せっかく、日暮里まで、やってきたので、その土地ならではのものがいいかな。
なんて思っても、羽二重団子ぐらいしか思いつかないけど。
この際、ラーメンでもカレーでも、何でもいいし、定食なら、なお、いい。
結局、あちこち、歩き回った挙句、某大手チェーンの喫茶店に入る。
このようなお店なら、どこの駅前にも、たいていあるな。
しかも、やたらと、混んでいるし。
もっとも、こういうことは、日暮里だけではなく、どこも、同じなのだが。
例えば、駅前が、再開発され、きれいに、整備されて、一新される。
すっかり、見違えるようになったな、と思い、訪れてみると、どこかで、見たことのある、お馴染みの、チェーン店が、軒を連ねているのだ。
そんなお店の食事は、そこそこに美味しいし、安いので、店は、いつも、混んでいる。
そして、もとからあった、地元の、お店は、なくなっていくのかな。
そうはいっても、やはり、こうして、チェーン店に入ってしまうわけだけど。
そんなわけで、とりあえず、空腹は、おさまった。
また、日暮里周辺の散策を始めるとしよう。
いったん、駅構内に入り、階段を上っていく。
上りきったところで、北側に出ると、陸橋。その陸橋を、南西へ。
西口に出るのだが、陸橋の高さそのままなので、陸橋は、普通の道路になる。
つまり、西口側が高台になっているのだ。
そのまま、南西へと、歩いていく。徐々に、賑やかになってくるのは、その先に、谷中銀座があるからだろう。
まっすぐ行けば、谷中銀座だが、行く気は、毛頭ないので、途中、北側に、曲がる。
日暮里ならではの、食事処は、あるに違いないのはわかっているけど。
でも、高層ビル巡りをしていると、高層ビルが、金輪際、建ちそうもない場所には、足が、向かなくなるのだ。
(2009年9月記)