東海道線横浜駅(横浜駅のすぐ北側にある跨線橋)

横浜駅のすぐ北側にある跨線橋

西へ進んで行くと、南北に伸びる、幅広な、交通量の多い、国道1号線
上空には、首都高横羽線が、通っている。
目の前を、ひっきりなしに通過していく、車列を見ていると、横浜ポートサイドの静かな空間から、突然、喧騒の彼方に、放り出されたような気分だ。
そんな国道1号線を、横断歩道で渡り、通りの西側へ。
さらに、歩道を、南へと歩いていく。
新田間川を渡ると、もう、横浜駅地下への、入口。
エスカレータを降りれば、横浜駅地下道だ。
帰ろうかと、思ったが、ちょっと、寄り道する。
横浜駅地下への入口から、すぐ北側、横浜駅西口へ行ける、跨線橋を見ておきたかったのだ。
今回は、時間がないので、上ってみることは、しなかったけど。
この、跨線橋、初めて横浜駅を訪れた、バブルの頃からあるのは、もちろんだが、おそらく、もっと、ずっと、昔から、あるに違いない。
古さからみて、JR中央線三鷹駅の西側にある、三鷹電車庫跨線橋と同じぐらいかな。
とすると、昭和の初め頃、ということになる。
ただ、戦災に遭っているとすると、戦後、すぐ、かもしれない。
とにかく、ものすごく、古い感じだ。
なのに、どういう名前か、さっぱり、わからない。
仮に名付けるとしたら、横浜駅跨線橋、あるいは、横浜駅跨線橋、だろうか。
名前については、いいとして、エスカレータの整備された、地下道が、すでに、あるのに、今でも、現役、というのは、いいことだ。
たぶん、長い長い、幾星霜、経て、なお、さらに、この先も、ずっと、この地に、あり続けるのだろうな。
そうだとすれば、この先、横浜ポートサイドや、あるいは、みなとみらいが、どうなるか、きっと、見届けてくれるに違いない。
そのような思いを込めて、跨線橋を、訪れてみたわけだが、その思い、聞き入れてくれただろうか。
さあ、もう、帰ろう。
帰りは、湘南新宿ライン
(2010年1月記)