都営大江戸線汐留駅(築地川 大手門橋)

築地川 大手門橋

新大橋通りの南西側には、南へと、流れる、築地川。
名前は川だが、むしろ、運河みたい。
実際、江戸時代、どんどん、埋め立てが、進み、埋め残した、部分の一つが、築地川となっている。だから、運河なのだが。
敢えて言うなら、隅田川の流れが、入っているので、隅田川の分流、ということかもしれない。
もっとも、江戸城の東側、隅田川までは、縦横に、運河が、走っていたので、やっぱり、人工河川、運河なんだろうな。
江戸の街の、流通を、支える、重要な、施設だったに違いない。
そんな、運河網も、今は、ほぼ、全部、埋め立てられてしまった。必要がなくなったので、当然だろう。
残っているのは、明石町の亀島川と、この、築地川、あるいは、さらに、南西側の、汐留川ぐらいだろうか。
そういえば、銀座の奥座敷、築地の料亭街というのは、築地川沿いに、軒を、連ねていたらしい。
その当時、もう、運河を使って、物資を、輸送していたわけではないだろう。
特に、必要ではないが、埋め立てる必要もなかったのかな。
ただ、水場のある景観、さぞ、美しかったに違いない。
そして、現在は、浜離宮庭園の一部として、取り入れられ、築地川、汐留川は、残されているようだ。
今回は、その、浜離宮庭園を、訪れてみることにする。
築地川の、大手門橋を、渡れば、浜離宮庭園の入口だ。
(2010年2月記)