有楽町線要町駅(有楽町線要町駅近く)

有楽町線要町駅近く

西武新宿線高田馬場駅。山手線に乗り換え、池袋駅へ。
さらに、有楽町線に乗る。次の駅、要町駅で下車。
池袋駅から、歩いても、いい距離なのだが。
でも、歩くには、時間もないし、若くもないし。
地上に出ると、南北に伸びる山手通りと、池袋から西に伸びる、大通りとの交差点。
クルマが、ひっきりなしに、通過していく、忙しない光景が広がる。
なんとなく、交通の、「要」、という感じだな。
それで、要町になったのか、なんていうわけは、ないんだけど。
ただ、意味合いは、近いかもしれない。
つまり、ここから、大通りに沿って、西に向かうと、粟島神社、という神社があり、一帯の、中心、「要」、だったので、要町、になった、ということだからだ。
だけど、地域の中心だった場所を、要町、と言い習わすものだろうか。それにしては、要町、という地名、あまり、聞かないな。
本当のことは、わからない、とした方が、いいのかもしれない。
そういえば、この地は、大昔、鎌倉時代室町時代は、豊島氏の領域。
豊島、という名前は、王子の南側にあった、豊島郡から、きている。
そこを、本拠地にしていたから、そういう名前になったのだが。
その豊島氏、そこから、徐々に、勢力を、西側に、広げ、今の、練馬、石神井公園あたりまで、拡大している。
その途次として、このあたりも、入ることになるな。
さらに言えば、もう少し、西には、南北に、鎌倉街道が、通っているし。
とすると、その昔、交通の「要」にるような、何かが、ここらへんに、あったような、気がする。
それは、たんなる、夢想なのか、それとも、歴史の彼方に、埋没してしまったものなのか。
などと、考えても、今さら、確認のしようもない。
さあ、そろそろ、出発しよう。
(2010年2月記)