山手線新宿駅(明治通り地下化工事現場)

明治通り地下化工事現場

だからといって、代々木会館ビルを、撤去すれば、豊かな安定期が、戻ってくるわけではない。
ただ、残すとしても、「傷だらけの天使」テーマパーク、ということで、残すのが、本当だと思う。
それに、そもそも、「傷だらけの天使」の世界観を、残そう、ということで、残っているわけではないはず。
傷だらけの天使」については、ここらへんで。
代々木会館ビルを、たまたま、撮ったまでのことなので、また、今度、来ることにしよう。
本当は、代々木駅の、東側に向かうのが、今回の、目的だったのだ。
代々木駅の南側へ。踏切で、JRの線路を、越える。
この部分、山手線や中央線は、高架になっているので、埼京線だけの踏切なのだろう。
代々木駅の、東側に出て、さらに、東へと、歩いていく。
途中、南北に伸びる、明治通り
明治通りを渡って、東側、その先には、広大な、新宿御苑
以前、渋谷川を辿って、新宿御苑玉藻池を訪れたわけだが、実は、その手前に、渋谷川の支流が、あったらしいのだ。
新宿御苑の南側を、東西に、池が並んでいるが、それが、渋谷川の支流の跡らしい。
それで、その支流が、谷地を、形成していて、その谷地が、千駄ヶ谷、というわけ。
そこまでは、わかったのだが、その先、おそらく、北側にある、天龍寺の境内から、水流が、湧き出していたらしいのだが、はっきりしない。
今回の道行きの目的は、それを確かめよう、ということだったのだ。
ただ、結局、流路跡も見つからなかったし、例えば、泉には、弁財天が、祀ってあったりするのだが、そういうのも、なかったし。
収穫は、ゼロ。
代わりに、明治通り地下化の工事現場を、見つけてしまった。
たしか、バブルの頃、天龍寺東側の、新宿高校あたりから、明治通りの、バイパスが、地下を通り、新宿御苑の東側に出る、という計画が、あったな。
その計画、立ち消えになっていないどころか、こうして、いつの間にか、着工されていたのか。
豊かだった頃の、昔を、思い出して、嬉しい気持ちと、何を今さら、もう、それどころじゃないよ、という、気持ち。
複雑な、感じがするなあ。
(2010年4月記)