京浜東北線さいたま新都心駅(さいたまスーパーアリーナ)

さいたまスーパーアリーナ

南北に伸びる通りを、北へ。
埼玉の場合は、バブルといっても、計画は、確かに、バブルなのだが、実際、着工したのは、バブルが、すっかり、崩壊していた後。だから、様相が、違うのかもしれない。
なぜなら、最近、主流の、駅前再開発、高層住宅が、とても、多いのだ。
バブル期は、高層オフィスビルが、主で、高層住宅なんて、ほとんどなかった。あったとしても、大川端リバーシティぐらい。
だから、昨今の、駅前再開発を、バブル的に、行った、という方が、いいのだろう。
あるいは、駅前再開発の中に、バブルの要素が、混ざっている、という感じ。
もっとも、そのおかげで、駅前再開発、使い切ってしまい、今に至るのかも。
どちらにしろ、どうでもいいことなんだけど。
しばらく、歩いていくと、東西に伸びる通り。
東に曲がって、そのまま、東へと、進んでいく。
埼京線の高架を、潜った先は、さいたま新都心
埼玉における、バブルの中心地だ。
といっても、完成した頃は、もう、バブルは、とっくに、崩壊していて、失われた10年だったな。
だけど、当時は、まだ、再び、景気がよくなると、信じていたっけ。
さいたま新都心も、むしろ、景気の呼び水になるぐらいに思っていた。
その、さいたま新都心の北端、通りの、北側には、さいたまスーパーアリーナがある。
バブルの頃は、このような、集客施設が、多かったのだ。
巨大な、集客施設さえ作れば、その分、客が、入ると、素朴に、信じられていたのだろう。
なんとも、いい時代だったものだ。
ところで、今日は、さる、有名な女性シンガーのコンサート。
周囲には、早くも、ただならぬ熱気が、漂い始めている。
ふと、昔のことを思い出して、堪らなく、懐かしさが、こみ上げてきた。
コンサートなんて、最近は、まったく、縁がないなあ。
こういう、熱気を感じていると、さいたまスーパーアリーナ、作ったのは、絶対、間違いではなかったのだと、本当に、思いたいのだけど。
(2010年5月記)