埼京線赤羽駅(カトリック赤羽教会のカテドラル)

カトリック赤羽教会のカテドラル

スズラン通り商店街の南側を、ふと、見ると、西欧にあるような、立派な教会の建物が、目に入る。
カトリック赤羽教会のカテドラルだ。
戦後、ほどなくして、建てられ、今に、至るらしい。
この立派な建物を、見ても、過去の、赤羽の、盛んな様子が、感じられる。
その最盛期、この建物が建った、戦後から、バブルの頃、ぐらいだろうか。
戦前は、赤羽駅の西側は、広大な、軍の施設。
戦後は、それが、巨大な団地に、変わっている。
東口は、もともと、工場地帯だったようだ。
高度成長を達成して、それらの、工場が、いらなくなっていったとしても、団地のおかげで、赤羽の街は、しばらく、命脈を、保ってきたことだろう。
実際、赤羽駅西口で、再開発が、始まった頃、訪れたことがあるのだが、ついで、ということで、東口側にも、足を伸ばしている。
その頃は、たしか、まだ、踏切だった。
ひょっとしたら、地下道があったかもしれない。記憶が、あいまいだけど。
踏切を越え、東側に、出てみると、すごく、賑やかで、今でも、覚えているぐらい。
今、思えば、それが、赤羽の街の、最後の輝きだったわけか。
もっとも、それは、赤羽に限ったことではないけど。
(2010年9月記)