田園都市線三軒茶屋駅(太子堂四丁目 教学院目青不動尊)

太子堂四丁目 教学院目青不動尊

茶沢通りから、烏山川緑道を、西へ。
ようやく、あたりは、いつもの、静けさを、取り戻したようだ。
いままでの、あの賑わい、まるで、白日夢か御伽噺のよう。
なんだったんだろうか。
しばらくして、南へ。住宅街の中、入っていく。
もう、三軒茶屋近く、というところに、教学院目青不動尊
目青不動尊、というと、目黒不動尊目白不動尊、と合わせて、七福神のようなセット、みたいに思ってしまう。
実際、今では、そうなっているのかもしれないが。
ただ、教学院自体、この場所に、移ってきたのは、明治時代末、かなり、新しい。
それ以前は、南青山にあった、ということだ。
それに、目青不動尊も、その、南青山にあった、教学院に、明治時代の初め頃、移ってきた。もともと、教学院にあったわけではない。
さらに言えば、そもそも、当時、目青不動尊、といったかどうか。
もし、そうなら、南青山に、教学院あった頃から、目青不動尊が、有名になっているはずだが、そういうわけではない。
目青不動尊が、一般に、知られるようになるのは、この地に、教学院が移ってきて、しばらくして後、大正時代。
まさか、南青山の寺院に、不動尊がやってきたから、目青不動尊、ではあるまいに。
まだまだ、白日夢、御伽噺の中にいるようだな。
(2010年10月記)