田園都市線三軒茶屋駅(太子堂三丁目 茶沢通り)

太子堂三丁目 茶沢通り

烏山川緑道を西へ。
やがて、南北に伸びる、茶沢通り。
屋台の賑わいも、ここまで。
あとは、茶沢通りの商店街が、その、賑やかさを、引き継いでいるのかも。
こちらにも、けっこう、おしゃれな店など、多く並んでいるからだ。
ところで、茶沢通り、名前の謂れは、どのようなものかな。
茶沢の「茶」は、三軒茶屋の「茶」、「沢」は、下北沢の「沢」。
三軒茶屋と、下北沢を結ぶ、通り、ということだろう。
そんな茶沢通りなのだが、それでは、いつ、開通したのだろうか。
下北沢の南側、茶沢通り沿いに、森巌寺、という大きな寺院がある。
江戸時代の初め頃、創建したということだ。
一帯の、開拓も、その頃らしい。
とすると、茶沢通りが、開通したのは、江戸時代の初め頃かな。
もっとも、当時、茶沢通り、といっていたとは思えないけど。
それに、そもそも、普通の、鄙びた、畦道だったはずだし。
そういえば、下北沢あたりは、もとは、低湿地帯。沢も、あったろうから、北にある沢、北沢、なのかも。そのような、低湿地帯を、江戸時代、開拓したのだろう。
今では、その畦道が、下北沢と三軒茶屋を結ぶ、通りになったわけか。
歴史を感じるな。
(2010年10月記)