都営三田線板橋区役所前駅(本町 石神井川に架かる板橋)

本町 石神井川に架かる板橋

寒い中、さらに、北へと、歩いていく。
しばらくすると、石神井川に架かる橋。
橋の名前は、板橋だ。
板橋は、ここから、始まったのか、と思うと、感慨深いものがある。
でも、ちょっと、まてよ。
ここに、橋が架かったのは、おそらく、江戸時代の初め頃。
それ以前から、板橋、という地名は、あったのだ。
どういうわけだろう。
一説によると、東側、今の、王子あたりにある、松橋、というのが、板橋、だったらしい。
たしかに、鎌倉街道が通っているので、江戸時代よりも前に、橋は、すでに、あったはずだ。
ただ、それなら、その場所に、たとえば、元板橋、のような地名が、残っていても、よさそうなもの。
そもそも、王子と、板橋、とは、あまり、関係が、ありそうに思えないし。
というところで、東京大仏で有名な、乗蓮寺、の話が、思い出される。
たしか、創建は、今の、東武東上線中板橋駅南東側、江戸時代の初めに、板橋宿に、移っている。
もし、こちらを、もともとの、板橋、とすると、どうだろうか。
しかも、こちらにも、もう一つ、別の、鎌倉街道が、通っていたので、橋が、架かっていたとしても、おかしくはない。
今となっては、もはや、わからないが。
時間があったら、いつか、行ってみよう。
(2010年12月記)