京浜東北線蒲田駅(蒲田二丁目 円頓寺)

蒲田二丁目 円頓寺

細い道を、さらに、東に、歩いていくと、すぐに、道路の北側、円頓寺がある。
創建は、江戸時代の直前。
それ以前は、戦国大名、北条氏の家臣、行方氏の館が、あったらしい。
北条氏が滅び、行方氏が没落して、館が、なくなった後、その跡地に、円頓寺が、創建された、ということだろうか。
だとすると、円頓寺、というのは、戦国時代から、江戸時代への、時代の移り変わりを、表しているものなのかもしれない。
さらに、江戸時代に入ると、近くを、東海道が、開通する。
つまり、この一帯にとって、江戸時代への変遷が、かなり、大きな、画期、だったようだ。
ところで、そういえば、西側の、稗田神社は、行方氏の館があった頃、どうだったのだろう。
おそらく、館、というと、城塞に近いわけで、それなりに、広かったと思われる。
ひょっとしたら、呑川ぐらいまで、あったかもしれない。
ということは、稗田神社は、館の敷地内にあったのだろうか。
実際、どうなのか、わからない。
それに、そもそも、江戸時代以前、この一帯が、どうなっていたのか、想像も、できないのだけど。
(2011年2月記)