山手線高田馬場駅(高田馬場二丁目 早稲田通り)

高田馬場二丁目 早稲田通り

東へ歩いていくと、しばらくして、南北に伸びる、明治通りとの、交差点。
明治通りに入り、北へ、進む。
ここらへんも、よく、歩き回ったな。でも、最近は、足が、遠のいている。
ラーメン屋が、たくさん、あったりしたけど、結局、行かずじまい。
さらに、北へ、歩くと、東西に伸びる、早稲田通りとの、交差点。
早稲田通りに入り、西へ、向かう。通りを、歩いていけば、高田馬場駅
この通りは、もう、何回、通ったか、わからないぐらいだ。
都心では、一番、身近な、通り、かもしれない。
ということで、早稲田通りの話は、別の機会、再び、大震災の話に戻る。
都心と郊外の、中間ぐらいの駅で、JRは、諦め、さらに、宿泊施設も、ないことがわかり、途方に、暮れたところからだったな。
それでも、いちおう、大通りを、西に向けて、歩き出す。
そういえば、ここまでに、3軒くらい、自転車屋が、店を、開けていたが、安い自転車は、すべて、売り切れだった。
自転車が、すいすいと、走る抜けていく様を見て、今、乗っている自転車も、古いから、買い換えてもいいかな、なんて、思ったのだ。
自転車は、諦めて、歩き続けていたわけだが、最初にきたのは、靴擦れ。
通勤で履いている革靴なので、長時間の、歩行は、無理だったのだ。
それでも、歩き続けていると、靴擦れを庇いながらの歩行なので、足全体に、負担が来て、筋肉痛。
これは、本当に、大袈裟だが、行き倒れかな、と思ってしまった。
けっこう、当時は、寒かったのだ。そうでなければ、どこかで、座って、休んでいても、よかったのだけど。
そんな、よれよれ状態だったけど、まだまだ、帰宅難民の列は、続いていた。
と、そのとき、先の方にある、バス停に、バスが、停まっているのが、見えた。
痛む足を引き摺りながら、懸命に走り、そのバスに、飛び乗る。
もっとも、大渋滞で、バスは、ほとんど、停車状態、走らなくても、間に合ったようにも思う。
とにかく、なんとか、行き倒れは、免れた。
(2011年3月記)