山手線池袋駅(池袋本町一丁目 本町中央通り商店街)

池袋本町一丁目 本町中央通り商店街

細い道は、カーブを描き、東へ向きを、変える。
すぐに、南北に伸びる、本町中央通り商店街の道。
本当に、閑散とした、寂しい道だな。
でも、今、こうして見ると、それほど、目立たない、これらの細い道、実は、明治時代の地図に、はっきりと、載っている。
明治時代の地図に、載っているということは、それ以前、江戸時代、すでに、あった、ということだ。
実際、江戸時代、池袋の中心は、このあたりだったらしい。
だから、ちゃんとした、道があり、そして、その道は、今も、残っているのだ。
そんな、池袋の本拠地、おそらく、池袋の駅が、できたあと、徐々に、そちらの方、南側へと、移動していったのかもしれない。
そして、ひととき、西口の北側、繁華街が、中心、だったのかな。
今は、そこも、通り過ぎて、さらに、南へ。
おかげで、かつて、賑やかだった、西口の北側は、現在、うらぶれてきている。
時代と共に、街の、中心が、移っていったのだろうか。わからないけど。
本町中央通り商店街、もう少し、北へ、歩いてみる。
(2011年5月記)