南北線六本木一丁目駅（六本木三丁目 階段になっている坂）

THE ROPPONGI TOKYO東側に沿う、細い道を、南へ。
坂を、上っていく。
昔は、陰鬱な、谷地だったようだが。
オリンピックの前、広い通りが、開通。
クルマが、忙しなく、通るようになった。
ただ、やはり、一帯の、雰囲気は、陰鬱なまま。
いちおう、こうして、高層住宅が建ったけど、少しは、景観が、変わったのかな。
たしかに、道は、ちょっと、きれいになったようだ。
細い道、坂を、上りきると、そこには、墓地。
広い、通りが、できたとき、そのあおりをうけて、いくつか、寺院が、移転したらしく、墓地は、この場所に、集められた、ということだ。
墓地に沿って、南へ歩き、途中、西へ。
また、上り坂、上り階段になっている。
まわり、一帯は、飲食店街。
いまは、昼間だから、ひっそりとしているけど、日が暮れると、賑やかなことだろう。
賑やかさと、墓地が、隣り合わせ。
一見、不思議だが、でも、よくある、光景。
寺町、門前町の、賑やかさ。盆の賑やかさ。
そう考えると、この、陰鬱さ、それほど、滅入ることもないかな。
（2012年1月記）