日比谷線人形町駅(日本橋人形町二丁目 甘酒横丁)

日本橋人形町二丁目 甘酒横丁

大門通りを、北西へ。
通りの名前は、この先、旧吉原が、あったことに、因むらしい。
入口に、大きな門があり、その、門に、通じていたのだろう。
江戸時代の、初め頃のことだ。
しばらくして、旧吉原は、浅草の、北側、今の、吉原へと、移転している。
江戸の街が、一段、拡大したことにより、再整備、されての、移転かな。
そして、旧吉原が、なくなった跡地、商家が、並び立ち、引き続き、賑やかだったらしい。
むしろ、今の方が、裏路地みたいで、静かだ。
さらに、歩いていくと、南西へと、伸びる、甘酒横丁。
こちらは、今でも、賑やかだな。
明治時代に、有名な、甘酒の、店が、あったので、甘酒横丁、という名前らしい。
その店、もう、残ってはいないのだけど。
ところで、なぜ、甘酒横丁、今に至るも、これほど、賑やかなのだろう。
おそらく、人形町駅と、明治座を、結んでいて、それで、今も、往来が、途切れないから、かな。
往来が、途切れなければ、甘酒屋は、なくなったとしても、他の、老舗は、残る。
昔ながらの、老舗が、残れば、歴史的な、テーマパークに、なるのだ。
実際、どうだか、わからないけど。
甘酒横丁に、入ってみる。
(2012年3月記)