丸の内線新宿御苑前駅(新宿二丁目 太宗寺)

新宿二丁目 太宗寺

住宅地の中、南へと、歩いていくと、突然、ひらけた場所。
そこから、さらに、下り斜面。
一帯は、西富久地区の、再開発地、となっている。
外苑西通りも、その、再開発の、一部。
再開発が、完成すると、景観は、一変することだろう。
再開発地帯から、西へ。
街並みは、もう、新宿の下町。
昭和の、取り残された、古い、商店街。谷地の底、という感じ。
そんな街中、南へ、曲がると、すぐに、東西に伸びる、靖国通りへ、出る。
靖国通りを、西へ。
途中、再び、南へ、曲がり、さらに、街中、西へと、進んでいく。
しばらくすると、太宗寺。
創建は、江戸時代の初め頃。
宿場町、内藤新宿は、まだ、開設されていなかった時期だ。
あるいは、内藤新宿の、前身は、太宗寺の、門前町、だったのかもしれない。
もしそうなら、一帯は、新宿の街の、原点、ともいえるだろう。
もっとも、今は、もう、何もないけど。
そろそろ、帰るとする。新宿の街の、原点探しは、次、としよう。
さらに、西へと、歩いていく。
明治通りを、越えれば、今の、新宿の街、となる。
(2012年5月記)