東西線西船橋駅(西船五丁目 勝間田公園)

西船五丁目 勝間田公園

南へ歩いていくと、しばらくして、勝間田公園。
昔は、勝間田池があり、池を、埋め立てて、公園に、したようだ。
おそらく、埋め立てられたのは、高度成長を達成した、安定期、だろうか。
実は、この池、江戸名所図会にも、載っている。
江戸時代、蓮の花に覆われる水面の、あまりの、風光明媚な様から、万葉集に歌われた、勝間田の池に、なぞらえて、勝間田の池、となったらしい。
江戸時代には、近くの街道、往来も、盛んだったようで、本当のことだろう。
それ以前、一帯は、本郷と呼ばれており、勝間田の池も、それに因んで、本郷の溜池、だったようだ。
溜池、ということは、もともとは、農業用水として、河川を、堰きとめて、作られた、池に違いない。
そんな、勝間田の池なのだが、今は、もう、消滅して、なくなっている。
時代は、流れていく、ということか。
勝間田公園を後にし、さらに、南へと、向かう。
(2012年9月記)