東西線門前仲町駅(冬木 亀久橋)

冬木 亀久橋

江戸時代の地図を見ると、さっき、訪れた、寺町が、江戸の街の、東辺だったようだ。
そして、その東側、つまり、外側に、冬木町が、広がっている。
冬木町は、材木商、冬木屋から、とられた町名なのだが、とすると、冬木屋が移転、といっても、町が拡大して、店舗の移転、という感じではなかったのだろう。
実際は、貯木場を、整備するために、一帯の、土地を、冬木屋が、買い取った、ということらしい。
今風にいえば、再開発の、民間活力の導入、というところか。
幕府としては、貯木場の整備を、資金をかけずに、遂行できるし、材木商として、何がしかの、利益を、見込めたのだろう。
ただ、結局、貯木場整備は、できなかったようだ。
葛西橋通り、途中、北へと、曲がり、そのまま、北へ。
すぐに、仙台堀川に架かる、亀久橋がある。
(2012年10月記)