有楽町線護国寺駅(大塚五丁目 吹上稲荷神社境内)

大塚五丁目 吹上稲荷神社境内

鳥居を潜り、石段を上っていくと、境内。
変哲もない、神社だ。
創建は、江戸時代の、初め頃。
創建の地は、江戸城、なのだが、ずっと、江戸城に、あったわけでもない。
あちこちと、移転し、一頃は、護国寺境内に、あったときも、あったらしい。
最終的に、明治時代の末年、この地に、移っている。
その頃には、坂下通りも、開通していたのだろう。
ところで、「東京地下要塞」にも、吹上稲荷神社のことが、触れられているのだが、江戸城から、移転、となっている。
間違いではないけど、江戸城から、移転したのは、江戸時代の、前半、ずっと、以前のこと。
「東京地下要塞」のような、書き方をすると、なにか、坂下通りを、普通の道路に、偽装する目的で、急遽、江戸城にあった、神社を、移転させた、という風に、考えてしまうのだが。
坂下通りに戻り、再び、北へ歩く。
(2013年1月記)