丸の内(東京ビル)

東京ビル

青山通りを東へ歩き、永田町駅へ。有楽町線に乗り有楽町で下車。
北へ、東京駅方面に歩く。東京駅西口、南側に東京ビルが聳え立つ。
北側に東京中央郵便局、南側に東京国際フォーラム、そして西側に三菱東京UFJ銀行
基本的に、東京ビルは三菱のビルなのだが。
もともと丸の内は、明治時代初に明治政府から三菱に払い下げられた土地だ。
東京駅ができる前の話である。
そして、日本経済を支えるオフィス街となっていく。
ところが、バブル崩壊後、失われた10年を経て、巨大ビルへと次々と生まれ変わった行く。
今もその動きは継続中である。東京ビルもそのようにして生まれ変わった巨大ビルの一つだ。
巨大ビルが建っていく様を見ると、バブル全盛期に三菱が発表した丸の内マンハッタン計画を思い出す。思い出す、ではなく、今、目の前でその丸の内マンハッタン計画が実現されているのだが。
発表当時、その丸の内マンハッタン計画東京都知事をはじめ、全面的な猛反対によって実現しなかった。
バブル経済のころと、今では、ベクトルの方向は正反対だということだろう。
今は、そしてその先は、集中化、集積化に向けて、そのことしか考えにないのだろうが、またその先はどうなってしまうのだろうか。
まったくわからない。
(2006年9月記)