恵比寿ガーデンプレイス(ガーデンプレイスタワー)

ガーデンプレイスタワー

新橋駅まで出て銀座線へ乗り、渋谷へ。
山手線に乗換え恵比寿で下車。
スカイウォークを通って山手線に沿って南へ。
恵比寿ガーデンプレイスへ入る。
ガーデンプレイスタワーが聳える。
恵比寿ガーデンプレイスのビル群の中では最高峰である。
他にはウェスティンホテル東京、恵比寿ビュータワー、恵比寿ガーデンテラス壱番館がある。
バブル崩壊時に完成。20世紀最後の大型プロジェクトというふれこみだったと思う。
バブルが崩壊しているさなかにもかかわらず、それほど批判がましいことはきかなかった。
今の世の中に合っているからだろうか。
日本中がうなだれていた失われた10年のなかにあって、恵比寿ガーデンプレイスの中だけは別世界だったという印象がある。
まるで欧米のリゾート地のようだ。
恵比寿という地名だが、もとは明治時代半ば、現サッポロビールがビール工場を作り、そこで生産されたビール、エビスビールが由来となる。
商品名が地名になってしまったのだ。(恵比寿で作られたからエビスビールではない。さらに近くの恵比寿神社も同じである。)
ビールの「恵比寿」、という語源はまったくわからない。
たぶん、サッポロ、ということは、北海道。北海道は蝦夷蝦夷は「えびす」とも読むので、そんなところからきたのではないだろうか。
もし、それが本当なら、明治の頃、開拓された北の大地、「えぞ」が東京の山の手の地名になっているということは、なんという皮肉なことだろう。
そして、今や南欧風のリゾートビル群になってしまっている。
(2006年9月記)