豊洲(豊洲センタービル)

豊洲センタービル

南東へ。豊洲駅まで歩く。
豊洲センタービルが聳える。
他のビルとしては、北側に豊洲センタービルアネックス、交差点を挟んで南側に豊洲シエルタワーがある。
バブル最盛期に完成する。まわりに何にもないので唐突な感じだったが。
おそらく豊洲駅から地下鉄路線が北へ伸びるということで、交通の要衝ということを期待したのだろうか。(豊洲の駅ホームが多いのはそのためだが)
いまだに地下鉄建設の予定はきかないが。
もっとも地下鉄ができるまえに高層ビルがぼこぼこ建ってしまっている。
豊洲駅から有楽町線、木場から折り返して臨海副都心に寄る。
帰りはちょうどゆりかもめの延伸区間に乗っていなかったので、豊洲までゆりかもめで行くことにする。
もうとっぷりと日が暮れていて、真っ暗で車窓の景色を楽しむどころではなかったけど。
決まってもいないオリンピックのオリンピック村予定地はまだ原っぱ、そして、築地市場の予定地も同じく原っぱのままだ。
新豊洲駅に来たとき新しくできた晴海大橋がふいに目に入る。
予定変更、すぐにゆりかもめから飛び出て、ホームへ。
たしか晴海大橋を渡ればそのまま晴海のトリトンスクエアまですぐ行けるはずである。
さっそく駅を出て晴海大橋を歩く。交通量もまだ多くなく静かだ。
橋のなかばほどにさしかかったところで北側を見ると、豊洲の全景が目の前に広がった。
まだほとんど工事中なのだが、それでも街の明かりが銀河の星のように横たわる。
街が完成すればもっともっと美しいだろう。
ただ光がたくさんあるだけなら、美しいというほどでもないだろうが。
夜空の星が美しいのも、夜景を彩る街の明かりが美しいのも、その一つ一つの光に世界があるからだろうか。
そのまま晴海通りをまっすぐ歩き、勝どきで都営12号線に乗って帰ることにする。
(2006年9月記)